絵本に関する情報をお届けします

電子絵本「子猫のソイとクリ」Kindleで好評発売中!

やなせたかしの「あんぱんまん」と「それいけ!アンパンマン」

WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -
絵本などの情報を愛込めてお贈りします。

やなせたかしさんの「アンパンマン」は、人気者。
絵本だけでなくアニメやグッズなど色々あります。
そんな「アンパンマン」ややなせたかしさんについて、私の思い出含めてご紹介します。

目次

「あんぱんまん」の思い出

アンパンマンは、テレビアニメを見ていたわけではありませんが、家の子どもたちもあんぱんまんが大好きでした。
幼児は丸い物を好むというのもあり、大抵の子どもはアンパンマンが大好きなんですよね。
でも、ある程度大きくなると他のキャラクターに移っていきます。

初期のあんぱんまんは、今のアンパンマンとはかなり違っていました。
家にあるあんぱんまんの絵本は、初期のあんぱんまんです。

あんぱんまんは、お腹を空かせた旅人やこどもに自分の顔を食べさせます。
顔を全部食べさせてしまい、頭のないまま飛んでいたあんぱんまんは、えんとつの中へついらくしてしまいます。
そこで、ぱんつくりのおじさんに新しい顔を作ってもらい、すぐにまた出発します。

もう20年も前に購入したので古くなっています。
子どもがかじったので歯形もついています。
まだ息子が1歳の時、ご飯の支度をしている間にかじっていました。
お腹が空いてあんぱんまんに助けてもらいたかったのでしょうか。

その後何年かして猫もかじったようで、猫の歯形もついています。
猫には、アンパン与えてないのですが。

まだ息子がハイハイしていた頃、本棚から「あんぱんまん」の絵本を出して、ひとりでページをめくって見ていました。
また、あんぱんまんの絵を指さしして「パパ」と言ったこともあります。
かなり丸に近い体型のパパとあんぱんまんの丸い顔が似ていると言いたかったのかもしれません。

あんぱんまん (キンダーおはなしえほん傑作選 8)

「それいけ!アンパンマン」の思い出

家にあるあんぱんまんの絵本は最初は上記の1冊だけでしたが、他のアンパンマンの絵本も図書館で借りて読みました。
また、娘が産まれてから他に1冊買いました。

こちらのそれいけ!アンパンマンあんぱんまんの内容はよく似ていますが、絵は今のアンパンマンに近くなっていたり、さるなどが出てきたり、娘にはこちらの方が親しみやすいようでした。

娘もアンパンマンが大好きで、3歳くらいの時、アンパンマンリュックサックを買ってやりました。
私が髪を切るので美容室に一緒に連れて行った時には、娘はアンパンマンのリュックサックにそれいけ!アンパンマンの絵本を入れて持っていきました。
その美容室には猫がいるのですが、猫に向かって「アンパンマン見る?」と聞いていました。


それいけ!アンパンマン (フレーベルのえほん (9))

やなせたかしさんについて

アンパンマンの作者であるやなせたかしさんは、1919年生まれ、東京都出身です。

漫画家であり、絵本作家・詩人でもありましたが、仕事は、編集・舞台美術・演出・司会・コピーライティング・作詞・シナリオライティングなど頼まれればなんでもやっていました。
小学校の音楽の教科書にも載っていた「手のひらを太陽に」の作詞もやなせたかしさんです。
ユニークで元気なキャラクターを演じていましたが、晩年は癌など様々な病気で入退院を繰り返していました。

2013年10月に94歳でお亡くなりになりましたが、ちょうどその頃「アンパンマン」の形をした雲が出ていて、Twitterで話題になりました。
「アンパンマンがやなせたかしさんを追って空を飛んでいる」そんな風に見えますね。

子どものいなかったやなせさんご夫妻にとって、アンパンマンは本当の子どもみたいだったそうです。

また、やなせたかしさんは戦争へ行った事があり、その時の経験により深くなった「正義」に対する考えがアンパンマンに込められているようです。
あんぱんまん」絵本のあとがきにある文章が、私には印象的でした。

 子どもたちとおんなじに、ぼくもスーパーマンや仮面ものが大好きなのですが、いつもふしぎにおもうのは、大格闘しても着ているものが破れないし汚れない、だれのためにたたかっているのか、よくわからないということです。
ほんとうの正義というものは、けっしてかっこうのいいものではないし、そして、そのためにかならず自分も深く傷つくものです。そしてそういう捨身、献身の心なくしては正義は行なえませんし、また、私たちが現在、ほんとうに困っていることといえば物価高や、公害、餓えということで、正義の超人はそのためにこそ、たたかわねばならないのです。
あんぱんまんは、やけこげだらけのボロボロの、こげ茶色のマントを着て、ひっそりと、はずかしそうに登場します。自分を食べさせることによって、餓える人を救います。それでも顔は、気楽そうに笑っているのです。
さて、こんな、あんぱんまんを子どもたちは、好きになってくれるでしょうか。それとも、やはり、テレビの人気者のほうがいいですか。

今でこそ「アンパンマン」はテレビの人気者ですが、この絵本が出版された当初はバッシングを受けたそうです。
それが直ぐに子どもたちからは絶大なる人気を得るようになりました。

その後は、悪者役のバイキンマンが出てくるようになり、他にも食パンマンやメロンパンナちゃん、ジャム子さんなど数多くのキャラクターが次々と作られています。

今のアンパンマンの方が見た目も良いのかもしれませんが、
この元祖「あんぱんまん」の絵本をぜひ子どもたちに読んであげて欲しいです。

 

アンパンマンマーチ

子どもの通っていた幼稚園で、アンパンマンマーチに合わせてみんなで踊っていました。
家でアニメを見ていなかったので、私はそこで初めてアンパンマンマーチを聴きました。

そうだ! 嬉しいんだ 生きる喜び
たとえ 胸の傷が 痛んでも

何の為に生まれて 何をして生きるのか
答えられないなんて そんなのは嫌だ!
今を 生きる ことで  熱い こころ 燃える
だから 君は 行くんだ 微笑んで。

そうだ! 嬉しいんだ 生きる喜び
たとえ 胸の傷が 痛んでも。

嗚呼 アンパンマン 優しい君は
行け! 皆の夢 守る為

何が君の幸せ 何をして喜ぶ
解らないまま終わる そんなのは嫌だ!

忘れないで 夢を  零さないで 涙
だから 君は 飛ぶんだ 何処までも

そうだ! 恐れないで みんなの為に
愛と 勇気だけが 友達さ

嗚呼 アンパンマン 優しい君は
行け! 皆の夢 守る為

時は 早く過ぎる  光る星は 消える
だから 君は 行くんだ 微笑んで

そうだ! 嬉しいんだ 生きる喜び
たとえ どんな敵が 相手でも

嗚呼 アンパンマン 優しい君は
行け! 皆の夢 守る為

この作詞はやなせたかしさん、作曲は三木たかしさんです。

歌詞を聞くと、幼稚園児にはちょっと重いような気がしますが、みんな喜んで踊っていました。

この曲は、東日本大震災の時に子どもたちを元気づけるために歌われ、また大人たちをも勇気づけてくれ、復興のテーマソング的な扱いをされました。

 

アンパンマンショップ

新宿四谷三丁目にあるアンパンマンショップは、やなせたかしさんが作りました。

お店の前のアンパンマンが目印です。

絵本や玩具、文具、衣類などアンパンマングッズがたくさんあります。

詳しくは、アンパンマンショップのホームページ

香美市立やなせたかし記念館

1966年にやなせたかしさんの故郷である高知県香美市に設立されました。
アンパンマンミュージアムと詩とメルヘン絵本館です。
企画展やイベントもあります。
ここでしか買えないグッズもあります。

詳しくは、やなせたかし記念館ホームページへ。

アンパンマンこどもミュージアム

親子で楽しめるアンパンマンこどもミュージアムが全国に5カ所あります。

それぞれ少しずつ異なりますが、様々なイベントが開催されています。
工作教室・人形劇・パネルシアターなど色々な体験もできます。

アンパンマンやその他のキャラクターにも会えます。

写真館で写真が撮れたりします。

様々なお誕生日特典もあったりします。

ショップには、様々なアンパンマングッズやそこでしか買えないグッズも販売されています。

また、キッチンやカフェには、子どもの喜びそうな様々なメニューがあります。

横浜アンパンマンこどもミュージアム&モール

アンパンマンミュージアム、ショッピングモール、キッチンやカフェがあります。

ショップイベントに参加すると、親子でパン作りができたり、ビーズアクセサリーを作ることもできます。

詳しくは、横浜アンパンマンこどもミュージアム&モールホームページへ。

名古屋アンパンマンこどもミュージアム&パーク

パークには子ども用の乗り物などがあります。

ミュージアムでは、積木の観覧車もあります。

ショップイベントに参加するとパンに顔を描くことができます。

詳しくは、名古屋アンパンマンこどもミュージアム&パークホームページへ。

仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール

バイキンひみつ基地(別料金)が2017年4月にオープンしました。

子ども用のヘアサロンもあります。

詳しくは、仙台アンパンマンこどもミュージアム&モールホームページへ。

神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール

ミュージアムカフェには絵本が280冊もあります。

ショップイベントに参加すると、親子でパン作りができたり、ビーズアクセサリーを作ることもできます。

詳しくは、神戸アンパンマンこどもミュージアム&モールホームページへ。

福岡アンパンマンこどもミュージアムinモール

福岡限定「だだんだん だいこうしん」では、バイキンマンとダダンダンがミュージアム内を行進します。

ショップイベントに参加すると、パンに顔を描いたり、ビーズアクセサリーを作ることもできます。

詳しくは、>福岡アンパンマンこどもミュージアムinモールホームページへ。

この記事を書いている人 - WRITER -
絵本などの情報を愛込めてお贈りします。

この記事を書いている人 - WRITER -


育児を通して絵本が大好きになりました。
子どもたちが幼い頃から猫を飼い、猫が大好きになりました。
猫カフェをやっていたこともあります。
子猫の絵本を制作したいと色鉛筆画や絵本制作を習い始めました。
2017年12月にKindleで「子猫のソイとクリ」を出版し、Kindle絵本・児童書のカテゴリーで1位を獲得しました。
2019年第3回日美展に色鉛筆画が入選・佳作を取りました。
4歳からできるプログラミング言語「ビスケット」のファシリテーターになりました。

渡辺一二三
(わたなべひふみ)




- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Copyright© しあわせ絵本生活 , 2018 All Rights Reserved.