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ルビィのぼうけんー子どもにプログラマー的思考法を育む知育絵本

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ルビィのぼうけん
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絵本などの情報を愛込めてお贈りします。

2020年からは、プログラミングの授業が小学校で必修となります。
プログラミングの考え方ができるようになると、物事を理論的に考えたり、問題を解決する能力が身につきます。
子どもが興味を持って楽しみながらプログラミングできると良いですね。

家でも親御さんたちは、お子さんにどうやってプログラミングの考え方を身につけさせたら良いのか、学校の授業について行かれるのか、心配ではないでしょうか?

プログラミングの考え方は、身の回りの物にも当てはまることが多々あります。
実は、パソコンなどのコンピューターを使わなくてもプログラミングの論理的思考力が身につきます。

どうやって?
それには、初めてのプログラミングに良い絵本があります。
親が教えられなくても良いのです。
教えるのではなく、一緒に考えて楽しめば良いのです。

「ルビィのぼうけん」をご紹介します。

目次

教育大国フィンランド発のプログラミングの絵本『ルビィのぼうけん』

フィンランドは教育大国で知られており、学力世界一と言われています。
そのフィンランドで、親子で楽しくプログラミングに触れる絵本が発行されました。

『ルビィのぼうけん』です。

『ルビィのぼうけん』は、フィンランドの女性プログラマーであるリンダ・リウカスさんにより作られました。
世界20か国以上で翻訳されています。

日本語訳は、Rubyのプログラマーである鳥井雪さんです。

  1. 『ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング』
  2. 『ルビィのぼうけん コンピューターの国のルビィ』
  3. 『ルビィのぼうけん インターネットたんけん隊』

と全部で3冊あります。

 

ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング


ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング

『ルビィは大きな想像力を持つ女の子。
ルビィの好きな言葉は“どうして?”。
ルビィの世界では考えたものがなんでも実現します。
パパがお仕事でいないときは、家の中をどたどた・ふらふら歩きまわるのが大好き。
ある日、ルビィはパパからの手紙を見つけます――「宝石を5つ、かくしたから、さがしてごらん。ぜんぶ見つけられるかな?」。
でもどう探せばいいのか書かれていません。
仕方がないので、まずはヒントを探しはじめると・・・パパの机の下に、秘密の数字が書かれた紙きれを発見!
ここからルビィの本当のぼうけんが始まります・・・』

日本でも初等中等教育段階でのプログラミング教育の推進がはじまり、テクノロジーやプログラミングに関する知識は子どもたちにも必要不可欠になりつつあります。
プログラミングを、子どもたちが身近に感じ、楽しく学んでいける本があればいい――このような思いから生まれたのが「ルビィのぼうけん(原題:Hello Ruby)」です。

これは、フィンランドの女性プログラマー、リンダ・リウカスが、子どもがプログラミングを学ぶ糸口となるように作った絵本です。
リンダは、クラウドファンディングによる資金調達ができるkickstarterを活用し、9,000人ものサポーターから約38万ドル(約3,800万円)の資金を集めることに成功。
約3年かけて絵本を完成させました。

この絵本では、プログラミングのいわゆる「コード」は一文字も出てきません。
4~11歳の子どもが親と一緒に楽しめる工夫がされており、前半の「好奇心いっぱいの女の子、ルビィが宝石集めの冒険をする絵本パート」と、後半の「練習問題パート」を通じて、プログラミングに必要な考え方に触れることができます。
たとえば、大きな問題を小さな問題に分けること、ちらばった情報からパターンを見つけること、などです。

これらのプログラミングに必要な考え方は、手に負えないように思える世界をときほぐして、なんとか取り組みやすくするのに、大きな手助けとなります。
そして、プログラミングは、自分の考えを、動くかたちにできる楽しさに満ちています。
この本がその楽しさを知る一つの入り口になってほしい、そんな著者の願いがこもった一冊です。

Amazonより

ルビィのぼうけん コンピューターの国のルビィ


ルビィのぼうけん コンピューターの国のルビィ

『ルビィは想像力と行動力でどんなことだってできちゃう女の子。
好きな言葉は「どうして?」

あるたいくつな日、ルビィはお父さんのパソコンのマウスポインター(矢印)が動かないことを発見します。
相棒のマウスとともに飛び込んだのは、コンピューターの中の世界。
きらきら明滅するビットたち、うるさがたの論理ゲート、命令ばかりするCPUなど、いろんなコンピューターの国の住人たちに出会いながら、ルビィはぶじカーソルを見つけられるでしょうか?』

本書はフィンランドのプログラマーであるリンダ・リウカスがつくった、親子で楽しくコンピューターのしくみに触れる知育絵本です。
この絵本は大きく2つのパートに分かれています。

【絵本】女の子ルビィがコンピューターの中を冒険し、さまざまな出会いを通じてコンピューターの部品の役目や動きかたを知るストーリー

【アクティビティ】絵本で知った知識や考え方をしっかり身につけるために、遊びながら学べる練習問題

リンダが描く、色彩豊かな可愛らしいイラスト・キャラクターたち。
主人公が女の子という、子ども向けプログラミング関連の書籍にはめずらしい手にとりやすさが特長です。

コンピューターやプログラミングは、自分の考えを、動くかたちにできる楽しさに満ちています。
この本がその楽しさを知る一つの入り口となってほしい、
そんな作者の願いがこもった『ルビィのぼうけん』をお子さんと一緒に楽しんでください。

Amazonより

ルビィのぼうけん インターネットたんけん隊


ルビィのぼうけん インターネットたんけん隊

「ルビィは想像力と行動力でどんなことだってできちゃう女の子。
好きな言葉は『どうして?』

ある雪の日、ルビィと、友だちのジュリア、ジャンゴは、積もった雪でインターネットのお城を作ることにしました。
インターネットってどんなもの? 何でできてる?
ときにはこわいこともあるけれど、きちんと気をつけていれば大丈夫。
みんなで作ったステキなインターネットは、雪の上でどんなふうにかがやくでしょう?」

本書はフィンランドのプログラマーであるリンダ・リウカスがつくった知育絵本です。
この絵本では、プログラミングのいわゆる「コード」は一文字も出てきません。
5~8歳の子どもでも親と一緒に楽しめる工夫がされており、前半の「好奇心いっぱいの女の子、仲間たちインターネットを探検する絵本パート」と、後半の「練習問題パート」を通じて、インターネットやネットワークとはなにかを学んでいきます。

リンダが描く、色彩豊かな可愛らしいイラスト・キャラクターたち。
主人公が女の子という、子ども向けプログラミング関連の書籍にはめずらしい手にとりやすさが特長です。
子どもたちにとって、インターネットは当然の環境になりつつあります。
インターネットのしくみに触れ、正しい知識を身につけて、安全で楽しいインターネットを「一緒に」作り出していく、初めの一歩になる絵本です。

Amazonより

作者のリンダ・リウカスさん

リンダ・リウカスさんは、フィンランド、ヘルシンキ出身のプログラマー、作家、イラストレーターです。
『ルビィのぼうけん』はクラウドファンディングのKickstarterで制作資金を募り、たった3時間強で目標金額の$10,000を達成しました。
その後、Kickstarterの中でもっとも資金を集めた絵本となります。
リンダさんは、アールト大学でビジネス、デザイン、そしてエンジニアリングを、スタンフォード大学で製品エンジニアリングを学びました。
現在、プログラミングの世界での中心人物のひとりであり、世界中の若い女性にプログラミングの基礎を教える団体Rails Girlsの創立者でもあります。

150年ほど前、ルイス・キャロルはアリスを、鏡の向こうの不思議な世界へと放り込みました。
わたしはルビィを、同じような旅に送り出します。
それは大きなOS(オペレーティングシステム)から一番小さなビットまで―
そして、その間にある、あらゆるものをめぐる冒険です。

――――リンダ・リウカス(「保護者の方へ」より)
Amazonより抜粋

プログラミングを学校の授業に取り入れるのは、「創造力」「協力」「持続する力」この3つの力が養われると思います。
プログラミングというのは、あくまでもツールであって、メカニカルなことを学ぶものではないので、子供たちはもっと考えることができると思います。
プログラミング自体は自己表現できるツールでもあり、理解を広めるツールでもあるので、もっと学ぶことが必要だと思います。
だから私は、この1巻、2巻でコンピュータの事を、次に予定している第3弾ではインターネットについて、第4弾ではAIについて書いていくつもりなので、プログラミングやコンピュータの一面性だけではなく、色々な事に、多岐にわたっていることを理解してほしいのです。
「テクノロジー」を恐れてほしくはないですね。
「大きな問題というのは小さな問題の積み重ねです」

「ルビィのぼうけん」の著者:リンダ・リウカス氏を囲むランチレセプションに潜入!より抜粋

翻訳者の鳥井 雪さん

鳥井雪さんは、プログラミング言語Rubyを使用するプログラマー。
リンダ・リウカスが創始者の一員であるRails Girlsを、2013年に東京で開催し、その後の日本での開催をサポートしています。
また、島根大学で年に1回、Ruby on Rails(RubyによるWeb開発のためのフレームワーク)の授業を行い、また、オンライン講座でRuby on Railsの授業を担当するなど、Rails初心者のためのワークショップを多数経験しています。

Amazonより抜粋

まとめ

絵本『ルビィのぼうけん』には、コンピューター用語が結構出てきます。
でも、人や物の名前だったり、わかりやすい解説があります。
ですから、自然と難しい言葉も覚えられます。

主人公の女の子は『ルビィ』という名前ですが、実は、これもプログラミング言語『Ruby』からつけられています。
Rubyは、なんと日本人のまつもとゆきひろ氏が開発した言語です。
Rubyは、Webアプリケーションを開発するのに使われたり、初心者が学ぶのにも良いとされる言語です。

ただし、最近の流行りの言語としては、AI(人工知能)にも使われるPython(パイソン)の方がもてはやされています。
子どもにプログラミングを教えている教室で扱う言語としては、Scratch、それからPythonというのが一般的には多いです。

でも、プログラミングの論理的な考え方は全ての人が学んだ方が良いですが、プログラミング言語を全ての人が学ぶ必要は、ありません。
プログラミングが本当に好きな人だけがやれば良いのです。

ですから、最初に学ぶべきは、文法的な言語から入るScratchではなく、Viscuitが良いのです。
Viscuitをやってみて、もっとプログラミングをやりたいと思ったら、お勧めはRubyです。
その後、PythonでもJavaScriptやC言語など、色々学んでも良いかと思います。

何にしても最初にこの絵本を読んでプログラミングに興味が持てたらいいですね。

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絵本などの情報を愛込めてお贈りします。

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育児を通して絵本が大好きになりました。
子どもたちが幼い頃から猫を飼い、猫が大好きになりました。
猫カフェをやっていたこともあります。
子猫の絵本を制作したいと色鉛筆画や絵本制作を習い始めました。
2017年12月にKindleで「子猫のソイとクリ」を出版し、Kindle絵本・児童書のカテゴリーで1位を獲得しました。
2019年第3回日美展に色鉛筆画が入選・佳作を取りました。
4歳からできるプログラミング言語「ビスケット」のファシリテーターになりました。

渡辺一二三
(わたなべひふみ)




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