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小学校でViscuitプログラミング第2弾

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たまごが割れたら
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先日、厚木市内の小学校でViscetプログラミングの授業が行われ、そのアシスタントをしました。
1日に6年生の5クラス、続けての授業です。
さすがにハカセ1人では大変なので、もしかしたら私も教えるかもしれないと心の準備だけはしておきました。
でも、他にベテラン先生が来られたので、私ともう1人はアシスタントに徹しました。

厚木はViscuitの発祥の地

Viscuitは、17年前に厚木にあるNTTの研究所で開発されました。
NTTの研究所は、Viscuitプログラミングの授業が行われた小学校の近くです。

Viscuitは、自分たちの生まれるよりもずっと前からあるということ。
そのViscuitを作った本物のハカセが目の前にいて教えてくれるということ。
本物のハカセから説明を受け、子どもたちから驚きの声が上がっていました。

将来、この中からもハカセが誕生するかもしれないと期待します。

 

「たまごが割れたら」授業

今回は、単純にViscuitプログラミングの授業で、内容は「たまごが割れたら」。
ほとんどの児童がViscuitを初めて使うとのことでした。
けれども、パソコンには結構慣れていて、マウスやタッチペンでの操作も上手でした。

パソコン室は、全員前向きで2人ずつの席。
1人1台タブレットにもなるパソコン、マウスとタッチペンが付いていました。
プロジェクターもマイクも完備され、良い環境でした。

40台全部のパソコンでも一斉操作もでき、設定などに詳しい先生もいらっしゃるようでした。
子どもたちも意欲的にやっていて、色々試してみたり、周りの人と見せ合ったり、とても楽しそうでした。

 

おさかなを動かす

さかな

最初は、おさかなを動かす。

おさかなを3つ海のステージに置きます。
めがねをめがね置き場に持ってきます。
めがねの左側におさかなを入れます。
右側にもおさかなを入れるとどうなるか?

子どもたちから「動いたー!」と声があがります。

ここでの最初の説明が大事です。
しっかりと全員前を向かせて、説明を聞いてもらいます。
めがねの秘密」をしっかりと理解してもらいます。

その後は、さかなの動く方向や早さを変えたり、個々に試します。
めがねがどんどん大きくなる発見に「すげー!」と驚きの声もあがります。

 

おばけをゆらゆら動かす

おばけ

次の画面には「おばけ」が出ています。
どうしたら「おばけ」がゆらゆら動くようになるのか課題です。

ほとんどの子どもたちが、ヒントを出す前にめがねを複数使うことがわかったようです。
できる子が多いと思いました。

 

パクパク口を動かす

パクパク

次の画面は「パックマン」が2つ。
口をとじているのと口をあけているのがいます。

どうしたら口をパクパク動かせるようになるのかが課題です。

これは、すぐにできちゃう子もいましたが、間違えて少し考えている子も多かったです。
でも、最終的には、全員できていました。

ただ口をパクパクだけでなく、面白い動きをさせて楽しんでいました。

 

ブルドーザーが岩を動かす

ブルドーザー

これは、時間に余裕があったので付け足しました。

もともとめがねがありますが、ブルドーザーが岩を素通りします。
これをどうやったら、岩を運ぶようになるのかが課題です。

元のめがねはそのままで、もう1つめがねを追加してできます。

これは最初からできた人はわずかで、かなり手こずっていました。
そこで、ヒント。
「ブルドーザーが岩に近づいたら」という条件をめがねの左側に入れます。
岩とブルドーザーをくっつけてめがねの左側に入れるのです。

(ここで説明はしませんが、プログラミングを知っている人ならソースを思い浮かべる「条件分岐」の「IF文」ですね。)

めがねの右側に入れる岩とブルドーザーの位置により、
・ブルドーザーが岩を運ぶ
・ブルドーザーが岩をくっつけて後に引っ張る
・ブルドーザーが岩をよける
・ブルドーザーが岩にぶつかってはねかえる繰り返し
などの動作になります。

これは、説明を聞いて見ているだけでも面白いです。

 

たまごが割れたら

たまごが割れたら

ここからが本番、「たまごが割れたら」です。
ステージ画面にたまごを配置し、それをタッチしたら割れるようにします。

次に、たまごが割れて中から何が出て来るのか?
それぞれ自由に絵を描きます。

おにぎりパワーアップ

この例では、棒人間が出てきます。
棒人間が出てきて動きます。
某人間が「おにぎり」を食べるとパワーアップします。

それぞれ何が出てくるのか、自由に作成します。
定番は「ひよこ」。
簡単なのは「棒人間」。
「当たりくじ」「目玉焼き」「むかで」「ポケモン」「かいじゅう」「ねこ」・・・
様々な物が出て来ます。

タッチするたびに変化するものを作った子もいます。

中には、棒をタッチすると上に飛んでいき、横に動いている卵に当たると割れて中から何か出てくるというのを作っている子がいました。
逆発想でゲームになっていますね。
すごいなぁと感心しました。

 

未来のコンピューターを育てるのは子どもたち

コンピューターを育てる

最後にコンピューターの話を原田ハカセがしてくれました。
子どもたちは、みんなまだViscuitをやりたかったようですが
「Viscuitは家でもできるけど、ハカセの話は今しか聞けない」
と言うとみんなちゃんと前を向いてくれました。

プログラミングだけじゃなくて、他にも色々学んで、それでみんながコンピューターを育てていくんだよ。

今日のことが、心のどこかに残っていてくれると嬉しいです。

 

Viscuitプログラミングに特別支援学級の1人も参加

授業では、特別支援学級のお子さんも1人参加されていました。
少し遅れて付き添いの先生と一緒に車椅子で来られました。

見た感じは脳性麻痺でしょうか。
マウスを持つことなどできません。
でも、いつもタブレットを使っているとのことでした。

アシスタントの人が個別に教えましたが、飲み込みは早いようでした。
ただ、操作するのも一苦労で少し時間かかっていました。

特別支援学級の先生は、とても優しそうでした。

障害があっても、タブレットで様々な勉強ができます。
タブレットでできるViscuitプログラミングが、より楽しみや自信を与えてくれるといいですね。

 

Viscuitは粘土と同じ

授業が終わって子どもたちの下校時刻が過ぎるのを待っている間、校長先生と少しお話しました。

授業中、生徒だけでなくクラスの先生も一緒にViscuitプログラミングをやっていました。
大抵の大人は、新しいことに戸惑い、なかなか思い切って試すことができません。
でも、この学校の先生たちは、普段から小学生と接しているせいか、初めてのViscuitも違和感なくどんどんやっていました。

そういえば、ワークショップで幼い子どもとお母さんも一緒にやったとき、お母さん方は「子どもの方が(頭が柔らかいから)できるね」と言われていたのを思い出しました。

 

原田ハカセは、Viscuitは粘土と同じだと言われます。

粘土は、間違えるということがありません。
何度も作り直すことができます。
危ないこともありません。
自分の好きなように好きな物を形作って行けるのです。

校長先生は、「子どもたちは、みんな粘土が好きだ」と言われます。

紙に絵を描くと消すことができないので、どう描いたら良いのか躊躇することもあります。
粘土ならいくらでもやり直せるので、気楽に好きなようにできます。

Viscuitもいくらでも描き直せます。
Viscuitプログラミングもいくらでもやり直せます。
一般のプログラミング言語のように間違えて「永久ループ」などしたり、システムダウンすることもないようです。

 

授業では、1つの絵が2つになるようにして、どんどん増殖していくのを楽しんでいる子が何人かいました。
何もそんなこと教えていないのに、勝手にやって、他の子に「見て見て!」と喜んでいました。

1つが2つ、2つが4つと増えていくのは、もっと大きくなって関数などのグラフで習います。
そこで初めてこの増え方の異常さがわかるのですが、もうこれで感覚的に理解できます。
これを知っていたらネズミ講なども理解できるそうです。

 

まとめ

この学校の子どもたちは、みんな積極的に楽しんでViscuitプログラミングの授業に参加してくれました。
厚木市には、IT関連の企業や学校も多く、子どもたちのレベルも高かったように感じられました。

わからないことは質問してくれたり、素直で無邪気に笑ったり楽しんでいました。

でも、5時間授業するのは、アシスタントでしたが疲れました。
毎日授業をされている先生方は、すごいパワフルだなと思いました。

ビスケットのサイトは、こちら。
Viscuit

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育児を通して絵本が大好きになりました。
子どもたちが幼い頃から猫を飼い、猫が大好きになりました。
猫カフェをやっていたこともあります。
子猫の絵本を制作したいと色鉛筆画や絵本制作を習い始めました。
2017年12月にKindleで「子猫のソイとクリ」を出版し、Kindle絵本・児童書のカテゴリーで1位を獲得しました。
2019年第3回日美展に色鉛筆画が入選・佳作を取りました。
4歳からできるプログラミング言語「ビスケット」のファシリテーターになりました。

渡辺一二三
(わたなべひふみ)




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