京都嵯峨嵐山おすすめスポットー新緑の常寂光寺と渡月橋
京都で雑貨屋「寿庵」を営んでいる友人に、嵯峨嵐山の常寂光寺と渡月橋へ連れて行ってもらいました。
秋の紅葉の綺麗な常寂光寺は有名ですが、新緑の紅葉や苔もとても素敵です。
常寂光寺、竹林を通って渡月橋、そして渡月亭でランチを食べてきました。
5感で楽しみ、非日常を満喫し、体も心もリフレッシュしてきました。
今回の見所をご紹介します。
目次
新緑紅葉や苔に癒やされる常寂光寺
常寂光寺の入口
JR嵯峨嵐山駅より、ちょっと歩いて15分ほど。
4月下旬のGW直前に行ったので人は少なめ、新緑は眩いほどに美しかったです。
拝観料は、500円。
常寂光寺の苔
以前、野鳥ガイドをしていた友人が一緒だったので、話をしてくれました。
新緑の木々に目がいきますが、実は『苔』が良いそうです。
言われなければ新緑ばかり見ていて、下にある『苔』など見なかったでしょう。
気をつけてみると、様々な種類の苔が地面にも木の幹にも生えています。
単なる『苔』といっても、そこには生命力が溢れていました。
ふっくらとしていて胞子を放っている姿からは、肌に感じるほどのパワーがありました。
こんなに様々な種類の苔があったのかと、新しい発見があります。
常寂光寺の紅葉の花
紅葉に赤い花が咲いていました。
今まで紅葉は葉しか見ていませんでしたが、こんな花が咲くのですね。
常寂光寺の松の花
駐車場の松、花が咲いていました。
天に向かって真っ直ぐに伸びている雌花を見ると、生命の息吹の力強さを感じます。
中にも松がありましたが、こちらの松の花は形が違いますね。
常寂光寺の竹
竹林に竹の子が生えていました。
ここにも苔が地面を覆っていました。
常寂光寺の景色
軒先に座れる場所があり、しばらくボーッと景色を眺めていました。
人の手の加えられた『庭』だとキレイではありますが、どこか整いすぎている感じがします。
常寂光寺の『庭』は、必要以上に手を加えず、自然のままに任せている感じです。
自然のまま木々も好きなように枝を伸ばし、苔もあちこち生え放題です。
整っておらず自然のままなので、自然のパワーをより感じます。
どこからか、目白の鳴き声が聞こえてきました。
目白は、目の周りが白く、体の色は『うぐいす餅』の色をしています。
ですから、うぐいすと間違えられることが多いそうです。
実際のうぐいすは、白いおなかに背中や羽は緑がかった茶色っぽい目立たない色です。
常寂光寺の嵯峨展望台
嵯峨野の展望が見渡せる場所がありました。
ピンクの花は、モチツツジが咲いています。
ウグイスの鳴き声も聞こえてきました。
東京・神奈川で聞くウグイスよりも鳴き声が美しいと感じました。
東京の鶯谷では、京都のウグイスの方が声が美しいと、京都のウグイスを持って行き、鳴き声が良くなったそうです。
ウグイスは「ホーホケキョ」と鳴きますが、それは繁殖の時期に雄が鳴くのです。
普段は「チェッ、チェッ」と鳴くそうです。
たまに「ケキョ、ケキョ、ケキョ、ケキョ」と甲高く鳴くことがあります。
それは、人が近くに来た場合など、危険を知らせているのだそうです。
常寂光寺の鐘楼
鐘楼を付きたいと思ったら、普段は付けないそうです。
除夜の鐘のときに先着80名つくことができます。
毎日、正午と17時にお寺で鐘をつくので、嵯峨嵐山でお土産屋をしている友人は、時間がわかって助かるそうです。
常寂光寺の坂道と苔
石畳の坂道、両脇に苔がびっしり。
前日の雨で少し湿っていて、少し滑る感じです。
苔が良い感じにふっくらしています。
緑の紅葉の中に、年中赤い葉の紅葉もありました。
常寂光寺の女の碑
奥の石が女の碑。
「女ひとり生き ここに平和を希う」と刻まれています。
赤い椿の花びらが散っています。
常寂光寺の砂田記念碑
新劇俳優の砂田明の記念碑です。
木の根と苔
古い木が大地に根をはやし、そこに苔が生えている姿に力強い生命力を感じ、魅了されました。
少し穴が開いていて、中に入れたらトトロに会えそうな雰囲気がありました。
トロッコ嵐山駅近くの竹林
常寂光寺から渡月橋に行く途中、竹林のある道を通っていきました。
人が通れるように竹林の間に道を作ったのでしょうか。
両脇に長い竹が生い茂っている『竹林』観光スポットです。
外国人観光客が大勢いました。
壮大な竹林。
高く上の方を見上げるとやっと陽の光が見えます。
嵯峨嵐山の人力車
人力車の人に「どこへ行くの?」と呼び止められました。
でも、急いでお昼を予約している場所まで行かなければならず、乗りませんでした。
着物レンタルしているお店もあるので、着物を着て人力車に乗るのもいいですね。
渡月橋ー渡月亭でランチビュッフェ
渡月橋です。
屋形船もあります。
写真では全て移りきらないのですが、山々がずーっとあります。
渡月橋を渡ってすぐ近くに『渡月亭 別館 松風閣』があります。
ここで90分の京料理ビュッフェで食事しました。
大きなガラス窓から渡月橋の見える嵐山の風景を一望しながら、京都のおばんざいを楽しみました。
四季折々の景色が楽しめますが、毎日異なる景色が見られるとお店の人が言われていました。
5月ですと、毎日少しずつ緑が鮮やかになっていきます。
天気によっても趣が異なります。
1日として全く同じ景色は、ないのですね。
朝と夕でも異なるでしょう。
季節により食事内容も変わります。
4月末だったので、タケノコがありました。
カツオのたたき。
天ぷらに『梅塩』をつけて食べました。
茶碗蒸しには、百合根が入っていました。
デザートは和菓子。
桜餅がとっても美味しかったです。
食後は、天気が良かったので、隣にあるカフェでコーヒーを買って外で景色を楽しみながら飲みながらおしゃべりしました。
もちろん、座っても良いかお店の人に承諾を得ましたよ。
私たちがいたら、外国の観光客男女4人が来たので、友人が写真を撮ってあげていました。
京都嵯峨嵐山の周辺地図
ランチした場所は、なんとGoogleマップに載っていませんでした。
竹林も載っていなかったので、私が加えてあります。
友人のお店『寿庵』に行かれなかったので、次に京都へ来たときには絶対に行きます!
渡月橋渡った嵐山の中之島公園は、川の氾濫がよくあるそうです。
付近のお店屋さんは、そのたびに壊れた部分を直しています。
お店を直しながら営業しているところも多々ありました。
お金もかかって大変でしょうに、それでもこの場所が気に入って続けているのですね。
まとめ
京都の常寂光寺・竹林・渡月橋と観光し、五感をフル回転させて楽しみました。
いつもなら気づかない自然の良さに心洗われました。
嵯峨嵐山には、また違う季節にも来たいです。
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