『まついのりこ』さんの絵本|「じゃあじゃあびりびり」「とけいのほん」他
「じゃあじゃあびりびり」などの絵本で有名なまついのりこさんとその絵本や紙芝居についてご紹介します。
目次
まついのりこさんの経歴
まついのりこさんは、自分の子どものために絵本を作ったのがきっかけで、絵本・紙芝居作家になりました。
絵を学ぶために更に大学へ行ったり、賞を受賞したり、紙芝居の普及活動したり、素晴らしいですね。
1934年3月17日、和歌山県和歌山市生まれ。
和歌山大学学芸学部を卒業後、東京で小学校教員(図工)となる。
子育ての中で絵本に関心を持ち、28歳で絵を学ぶべく武蔵野美術大学に入学、卒業。
自分の子供に手作りの絵本を作ったことが、のちに絵本作家に進む出発点となる。
絵本作家となる。
1976年、『ころころぽーん』でボローニャ世界児童図書展エルバ賞を受賞。
また紙芝居でも作品を発表、「観客参加型紙芝居」を確立したと評される。
「紙芝居文化の会」代表を務め、紙芝居の普及に当たる。
1991年から始めたベトナムへの紙芝居普及支援について「ベトナム文化功労賞」を受賞している。
2017年2月12日没、82歳。
じゃあじゃあびりびり
0歳の赤ちゃんにお勧めナンバーワンの絵本です。
市によっては、ブックスタートでこの絵本をくれる所もあります。
イラストもシンプルで分かりやすい色・形です。
音のリズムが読みきかせると心地よく響きます。
年齢:0歳から
出版社: 偕成社
発売日: 1983/7
サイズ: 13.6 x 13.4 x 1.2 cm
商品説明
赤ちゃんは、言葉自体の持つ響きやリズムを楽しむ耳を持っているという。
そんな赤ちゃんの興味を存分に満たし、モノの名前と音とその形とを結び付けてくれる1冊。自動車は「ぶーぶーぶーぶー」。イヌは「わんわんわんわん」、水は「じゃあじゃあじゃあ」、紙は「びりびりびり」。
この絵本の題名はこの水と紙の音だ。
ほかにも赤ちゃんの回りにある音がこの絵本はあふれている。
掃除機「ぶいーん ぶいーん ぶいーん」、踏み切り「かん かん かん かん」、赤ちゃん「あーん あーん あーん あーん」。イラストはカラフルで、極限まで無駄な線を省いたシンプルな切り絵。文字もイラストにあわせて配置されるなどの工夫がされている。
14cm×14cmのミニサイズと赤ちゃんの小さな手にも程よい大きさ。
しかもボードブック仕様なので少々乱暴に扱っても破れる心配もない。
お出かけに持っていくにも便利な、赤ちゃんのための絵本である。(小山由絵)
Amazonより
とけいのほん1 (幼児絵本シリーズ)
子どもが時計に興味を持ってくれるようになる絵本です。
何時・何時半までわかるようになります。
家でも子どもたちが早いうちから時計読めるようになり、重宝しました。
水泳習っていましたが、時計使うんですよ。
年齢:3歳から6歳くらい
ページ数: 32ページ
出版社: 福音館書店
発売日: 1993/3/10
サイズ: 20.8 x 19.3 x 0.8 cm
内容紹介
ちび(短針)とのっぽ(長針)が散歩にでかけたら、どんぐりぼうやがとおせんぼ。
どんぐりぼうやは、今何時か教えてくれたら通してくれると言いだします。
ちびとのっぽは、協力してどんぐりぼうやに時間を教えます。
「長い針が7のところにきたら、おでかけ準備をしようね」そんなやりとりから、子どもたちが時間を意識しはじめるころにぴったりな絵本です。
楽しみながら、ちょうどの時間と半(30分)の時間がわかるようになりますよ。
Amazonより
とけいのほん2 (幼児絵本シリーズ)
とけいのほん1の続きです。
少し難しくなりますが、時計がよめるように教え込もうとすると嫌がるかもしれません。
絵本を楽しむのを目的に、それほど心配しなくても時計はそのうち自然と覚えます。
年齢:3歳から7歳くらい
ページ数: 32ページ
出版社: 福音館書店
発売日: 1993/3/10
サイズ: 21.1 x 19.3 x 0.8 cm
内容紹介
こんどはおばけがやってきて、時計の針と遊びます。
「いま、なんじかおしえてね」(1)につづき、ここでは分の単位を視覚的にとらえ、何時何分までのよみ方を教えてくれます。
Amazonより
おおきくおおきくおおきくなあれ
おおきくおおきくおおきくなあれ (ひろがるせかい) (まついのりこ・かみしばいひろがるせかい)
ロングセラーの紙芝居です。
参加型なので、幼稚園などで大勢に読み聞かせると盛り上がります。
息子が幼稚園の時にもみんな大好きで、先生と一緒にみんなで
「おおきく おおきく おおきくなあれ!」
と楽しんでいました。
年齢:1歳から6歳くらい
ページ数: 8ページ
出版社: 童心社
発売日: 1983/4/1
サイズ: 38.2 x 26.6 x 0.8 cm
『小さいぶたさんがいます。おおきくなりたいんだって。みんなで「おおきく、おおきく、おおきくなあれって」言ってみて。』
すると、子どもたちは、とびきりの大きい声で大合唱してくれます。小さいぶたさんが、ページをめくると、とびきり大きなぶたになる、
たまごにひびが入ったら、ページをめくると、恐竜の赤ちゃんがでてくる。
子どもたちが、予想しながら「おおきくなあれ」と呪文を唱える、
参加型の紙芝居です。
Amazonレビューより
ばいばい
「こんにちは」と「ばいばい」
赤ちゃんがあいさつを覚えるのに良い絵本です。
年齢:0歳から
出版社: 偕成社
発売日: 2001/8/1
サイズ: 14 x 13.8 x 1.4 cm
いろんな動物が、繰り返し「こんにちは」と「ばいばい」をする絵本。
それだけなんですが、その単純さがちょうど良いです。
読み聞かせながら、一緒に「こんにちは」「ばいばい」をするといつの間にか、子供もしているじゃないですか!
一緒になって身ぶり手ぶりで遊べる良書だと思います。
本もしっかりした作りで、ページ数も丁度良いです。
Amazonレビューより
とっとこ とっとこ (よんでよんでのえほん)
赤ちゃんが歩けるようになったら読んであげたい絵本です。
「とっとこ とっとこ」音のリズムが楽しいです。
年齢:1歳から
ページ数:28ページ
出版社:童心社
発売日:2003/5/1
サイズ:18.6 x 18.6 x 0.7 cm
内容紹介
ねこさんがくつはいて、とっとことっとこ。
つぎにはありさんがとっとことっとこ。
ぶたさんやかえるさん、へびさんまでやってきた。
おやおやこんどはロボットさん。
みんながそれぞれとっとことっとこ。
たのしいな。
Amazonより
息子が1歳2ヶ月ぐらいの時に購入したのですが、「とっとこ、とっとこ」と動物の動きにあわせて本を動かしながら読んでやると、喜んでいました。
1歳半になる息子が、最近大好きな本のひとつです。
とっとこ とっとこ というリズムがおもしろいみたい。散歩が好きなのでくつの絵があるだけで興奮してます。
まだ話せないのですが、散歩に行きたいときにこの本を持ってきたりしてアピールすることもあるよ。
Amazonレビューより
みんなでね
1日の出来事の流れがわかります。
「みんなでね」が繰り返され、優しさのあるリズムが楽しいです。
年齢:0歳から
出版社:偕成社
発売日:2001/8/1
サイズ:14 x 13.8 x 1.2 cm
内容
みんなでね、おきたの。
みんなでね、まんまたべたの。
みんなでね、さんぽしたの。
みんなでね、かくれんぼしたの…。
あかちゃんのためのえほん。
83年刊の改訂版。
厚紙絵本。
Amazonより
まついのりこさんの「あかちゃんのほん」シリーズ9冊のうちの1冊です。
子供、ぞう、ねこ、あり、かたつむり、風船の6人(?)が、
一緒に起きたりご飯食べたりする様子を
「みんなでね、おきたの」「みんなでね、まんまたべたの」というシンプルなフレーズで繰り返します。
最後は「みんなでね、ねんねしたの」と1日を終えるところまで描かれているので、寝かしつけにも向いています。11ヶ月の娘には、みんな同じことをしているけれど、
それぞれのちょっとした違いが面白い点というは、まだ分からないようです。
1日の流れに添っている点も身近に感じられると思うので、
継続して読んでやりたいです。1ページが分厚いのでめくりやすいし、子どもが手を切ったりもなさそうですし、
ガジガジしても破って食べてしまう心配はありません。
安心して子どもの側に置いておける絵本です。
また表紙めくってすぐに「これは ちゃんのえほんです。」と子どもの名前を書けるところがあり、
所有欲を満たす工夫もあります。
裏表紙に「おしまい またね」とあり、これを読むとぺこっとお辞儀するようになりました。
こんなところにも工夫がされているのだなぁと感心しました。
Amazonレビューより
あめふり
年齢:1歳から
出版社:偕成社
発売日: 2001/8/1
サイズ: 14 x 13.8 x 0.8 cm
内容
ぽとんぽとん。
あっ、あめだ。
親子で楽しいお話をつくる“字のない絵本”です。
幼児の世界の広がりを愛情深くとらえて描きました。
大きく夢がふくらむような、すてきなお話をつくってください。
1才から。
Amazonより
いろいろな動物たちが、
雨宿りしたり、雷に驚いたり、よろこんだり(カメが)。
雨が降り続いていき、最後に晴れてみんな大喜び、
といったストーリーです。何か人生の縮図を見ているような気がして、
字のない絵本なのですが、「深いなあ」と感慨にひたってしまいました。絵もシンプルで、子どもの気を惹くと思います。
自由にめくらせてもよし、ストーリーを作ってあげるもよし。
想像力が膨らむ絵本です。
Amazonレビューより
まとめ
まついのりこさんの絵本は、赤ちゃんに初めての絵本(ブックスタート)にも推薦されています。
「0歳の赤ちゃんにおすすめ! 人気絵本ランキング12選」はこちら。
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