絵本子育てのメリットは?-頭が良くなるだけじゃない
初めての子育ては「どうしたらいいんだろう」って悩みますよね。
私も妊娠中から「こんな何もわかっていない自分が子供をちゃんと育てられるんだろうか?」と心配で、赤ちゃんの育て方についていろいろと情報を集めました。
その中には、幼児教育(早期教育)もありました。
カード・プリント・英語、その他諸々ある中、ハッと目についたのが絵本です。
絵本は頭が良くなるだけじゃなくて、心が育ち、親子の絆が深まります。
それならいいなぁと絵本の読み聞かせを始めることにしました。
目次
絵本の読み聞かせはメリットがたくさん!
幼い頃から絵本を読み聞かせて育てるとどうなるのでしょうか?
まずは、頭が良くなることです。
東大生の7割以上が親に絵本の読み聞かせをしてもらっていたというアンケート結果があります。
その読み聞かせをしてもらった学生のなかには、何百冊もの絵本が家にあるという家庭も少なからずあります。
そんな絵本に普段から接していたことにより、本が好きにもなるでしょう。
いろいろな言葉を覚えるようになり、語彙も豊富に、表現力も見につきます。また、読み聞かせをしている間はジッとしているので、集中力が身につきます。
これは、授業中先生の話を聞いたり、机に向かって勉強する上でも有利です。
興味を持ったことをやってみるのは学びになり、よく身につきます。
さらに、親自身も絵本の読み聞かせを楽しめます。
それにより子育てが楽しくなり、一緒に絵本を見ている子供をなおさら愛しく感じます。
そうして親子の絆が深まることにより、子育てがしやすくなります。
絵本の物語の内容は感動することも多く、善悪が理解できるようになったり、相手を思いやる気持ちなど心も育ちます。
また、色彩豊かでデザインの優れた絵により、美的感覚も養われます。
絵本を読み聞かせる時期はいつから?
私は、お腹の中に赤ちゃんがいる時から読み聞かせていました。
そんなの聞こえないでしょ? と思うかもしれません。
それでも、練習のつもりで読んでみました。
もしかしたら、声に出さなくても絵本を見ていると楽しめるので、それだけでも良いかもしれません。
妊婦の心の安定は、胎児の発育にも良い影響を与えます。
絵本を読むのは胎教になるとも言われています。
だからといって、早いうちから絵本の読み聞かせを始めなければいけないということは、ありません。
「絵本の読み聞かせが子育てに良い」と気付いた時、「絵本を読んであげたいな」と思えるようになった時が、あなたにとって絵本の読み聞かせに良い時期となります。
絵本の読み聞かせのやり方は?
誰でも最初は絵本なんて読み聞かせしたことないので、やり方もわからないし上手くできるか不安があるでしょう。
でも、上手くやらなくちゃいけないなどと気負う必要は、ありません。
まずは自分自身で絵本を楽しむこと、これが重要です。
親が絵本を楽しんで見ていると、子どもは気になり同じことを真似しようとします。
面白い場面では、親子で一緒に笑ってしまう、一緒に楽しむ、これがいいんです。
それから、できるだけ抱っこして読むことです。
読み手が座り、膝の上に子供を向こう向きに座らせ、同じ向きから絵本が見られるようにします。
これはお互いのぬくもりが感じられ、よいスキンシップになります。
読み方は、別に上手くなくても構いません。
また、全て読まなくても、読みたい部分だけでも構いません。
図鑑など、ただ指さしてその物の名前を言うだけでも良いです。
絵本に書いてある通りに読まなくても、自分で作った話をしても良いのです。
特に何の決まりもありません。
気楽に楽しみましょう!
年齢別の読み聞かせ
新生児への読み聞かせ
産まれてすぐの赤ちゃんは、絵本になかなか視点が合いません。
赤ちゃんの最初の頃は、絵本を読むというよりも見せるです。
赤ちゃん用の絵本は文が短いので、そのまま読んでも構いません。
最初は疲れないように、絵本を読む(見せる)時間は、1日数分から始めます。
視点を合わせる訓練になり、早く視点が合うようになります。
※個人差があるので、下記(〇ヵ月くらい~)というのはあくまで目安です。
視点が合うようになった赤ちゃん(1カ月くらい~)
視点が合うようになると、絵本をジッと見つめられるようになります。
赤ちゃん用の絵本は文が短いので全部読むこともできますが、載っている内容そのままでなくても短く単語や文を話すのでも構いません。
あまり長く見させると飽きるようになってくるので、カードのように1ページ1秒くらいでめくっても良いです。
首が座るようになった赤ちゃん(3ヵ月くらい~)
首が座るようになれば、抱っこして絵本も読めるようになります。
横に抱っこして絵本を見せるようですね。
横抱っこなら首が座らなくても大丈夫かもしれませんが。
毎日5分でも絵本に親しめると良いですが、嫌がるようなら無理にしません。
お座りできるようになった赤ちゃん(7カ月くらい~)
このくらいの時期から、赤ちゃんに絵本を読み聞かせする人が多いかもしれませんね。
自分の膝の上に赤ちゃんを向こう向きに座らせ、同じ向きから絵本が見られるようにします。
この向こう向き抱っこで絵本を読むのは、小学校低学年になっても同じですね。
子供が飽きるようでしたら、全部なんて読まなくてもいいんです。
お気に入りの本のお気に入りの1ページだけでも構いません。
同じ本ばかり読まされるようになっても、喜んで読んであげましょう。
お気に入りの本ができたということは、絵本に興味を持ってくれたのですから、とても喜ばしいことです。
絵本を読む時間は、毎日15分を目安にすると良いでしょう。
そんなに読んでないのに飽きてしまったら、そこで終わりにしても構いません。
あるいは、飽きることなく次から次へと絵本を持ってくる場合もあります。
それで気が付くと1時間以上絵本を読んでいることもありました。
また、動けるようになると、今度は赤ちゃんが本棚から自分で絵本を出してページをめくって見るようになります。
この本をめくるという動作は指を使うので、手先が器用になったり、脳の発達にも良いです。
赤ちゃんは自分で絵本を出しても本棚へ入れることは出来ないので、家では毎日赤ちゃんに本棚から出された山のような絵本を片付けるのが大変でした。
うちの息子は、お腹が空いていたのか「あんぱんまん」の絵本をかじっていることもありました。
よく見ると他の絵本も歯形がついていました。
まとめ
絵本の読み聞かせは、親子で楽しむ、これが重要です。
絵本の読み聞かせは親子の絆を深め、そうして育った子は、優しい心を持つようになります。
たとえ頭が良い子に育っても、頭の良さを悪事に使うような大人になってしまったら悲しいです。
ですから、特に頭が良くなくても、優れた人間でなくてもいいんです。
「何かしら世の中の役に立つ人に育って欲しい」そんな願いを込めて育児をしています。
絵本の読み聞かせはメリットだらけなので、ぜひ実践して欲しいです。
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